SGMLは、図3−11に示すように、SGML宣言、DTD、文書インスタンスの3つから構成される。SGML宣言とは、DTDや文書インスタンスで使用する文字体系など基本的な決まりごとを定義したものである。DTDは文書の構造を定義するものであり、いわばフォーマットである。多くの文書で共有できるDTDを設定すると文書の再利用がしやすくなる。文書インスタンスとは文書の内容、すなわち本文にあたる部分である、又、あわせてSGMLでの文書例を示しているが、このように内容を構造化しやすい文書がSGMLに適していると考えられる。